私もふらりと旅に出てみたい。海外旅行は昔々二回行ったが、今度行くときは日本語じゃない言葉を一つくらい話せるようになりたいものだ。
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今、日本ではマヤ・インカ・アステカ展が盛んに行われており、一度は訪れてみたい観光地になっています。この神秘的なアメリカ大陸の文明は、日本人にとって無縁の別世界のことだと思っている人が殆どですが、実はそうでもなくて、1992年の世界人類考古学のシンポジュウムで東大の宝来助教授(当時)が彼らの子孫のDNAを鑑定して、彼らのルーツを明らかにしました。
それによると、彼らの祖先はモンゴル系で、最後の氷河期には日本人の先祖と同じシベリアの東北地方で生活して東(アラスカ)に移動します。氷河期が終わって北米大陸の大氷床が崩壊する1万3千前になると、マンモスなどの大型哺乳類が住む食料の豊富な場所を求めて、僅か千年の間に大陸の南端まで一気に南下してしまった(遺跡が示す)とのことです。
この人類の移動こ始まる新大陸の栄枯盛衰については、今回、屋久島から交流地の候補取材に訪れる途中に立ち寄ったメキシコ市の中心部近くにある三文化広場(旧アステカ帝国の中央神殿の北方)に立つ石碑を読み、当時の夢の跡について以下に想いを馳せてみました。
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