屋久島では白鷺をよく見かける。宮之浦川や安房川など大きな川の岸辺や田んぼで。私の田舎の神奈川でも、昔は白鷺が普通にたくさん居た。農薬の空中散布が始まって少なくなったと言われている。

先月も石楠花の森公園で、シラサギに会った。栗生川の河原で魚捕りをしていた。しばらくすると飛び立って、いつの間にか戻っている。

長い首を伸ばして獲物を探しているのだが、なかなか見つけられない様子。そのうち諦めたのか、向こう岸の照葉樹の森に消えていった。川の近くに巣を作っているのかもしれない。

ある日、椨(たぶ)川田んぼでサギの群れを見かけた。食事中の風景だった。たくさん居たので写真を撮ろうと思い、驚かせないようにそっと歩く。

ところが、カメラを構えて近づくにつれ数羽ずつ飛び立ち、みな遠ざかって行く。

後で調べた所、頭と胸が茶褐色の姿から、アマサギと思われる。(夏羽は、頭や背、首がオレンジ色になる=Yahoo!きっず図鑑より)夏に九州などで繁殖するため、熱帯地方から渡って来る。飛翔の形は鶴に似ていた。

結局、田んぼの向う端に行ってしまった。ズームレンズでもこれが限界。食事は静かにしたいらしい。

椨川田んぼ(勝手にそう呼んでいる)は、ご覧の通り県道脇のわずかな平地。男川バス停の横。水田の少ない屋久島では、これものどかな田園風景だ。野鳥の群れ飛ぶ自然のただなかに、人々の生活はある。
(ミナミ)
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