麦生地区の山手に、6年前できた「ホテルあかつき」。杉や照葉樹の茂る坂道を上って受付ロビーに入ると、きれいなプールがあり、眼下に東シナ海の大海原を望むことができる。

先日、
Jさんのブログでホテル閉鎖のニュースを知り、様子を見に行った。6月3日付の裁判所の張り紙があり、館内は閉じられていた。

私も何度かホテル内に入ったことがある。当社のお客様がお泊りだったので部屋をのぞかせてもらったが、ゆったりした南国らしいつくりの部屋だった。森の中に点在するコテージ風の建物はエキゾチックで、そこには異国情緒があふれていた。タイ人シェフの作るタイ料理をレストランで食べたが、それも美味しかった。

それにしても、大きいホテルが閉鎖されたのは残念なことだ。これから夏休みを迎え、混みあう時期だというのに。予約をしていた人はさぞかしがっかりだろう。

表向きは華やかに見えるホテル業界だが、その大変さは経営者のみぞ知る。ホテルあかつきは、しばらく前から経営不安が聞こえていたが、急な強制執行となって驚いている。
昨年の年間来島者数40万人(一昨年の20%増)と、観光客が年々増えている屋久島でも、競争は激しくなり、今後も淘汰が続いていくのだろうか。
ホテルあかつき ホームページ
http://www.hotel-akatsuki.jp/関連記事:
≫秋の月の夕べコンサート追記:ホテルあかつきからコメントをいただいたので書き足す。

連絡先がわからず当事者に確かめようがなかったので、地元の方など複数に聞いて「数ヶ月前の倒産」と記したが、事情を確認できたので当該部分の文章を削除・修正した。
数年前にホテルあかつきの所有会社と運営会社が分かれたことは、地元では知られていた。今回は、運営会社の債務不履行に対し、所有会社が法的措置をとったもの。不渡りや債務超過等、いわゆる「倒産」にはあたらないとのこと。

あかつきに予約して来島された方から聞いた話では、ホテル側から事前にキャンセルの連絡があり、それで別の宿舎を頼んだとか。タイのプーケットを模して南国の高級リゾートイメージが売りだったホテルあかつき。継続するためには、屋久島のマーケットに合わせて大衆路線をとる必要があるかもしれない。予約者に対し近いうちに営業を開始したいとホテル側は説明したそうだが、地元は一日も早い再開を望んでいる。(追記部分はミナミ記)
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posted by みー at 11:31| 鹿児島 🌁|
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