報告者:エル・バガブンド
屋久杉の切出し港として古くから開けている安房港は、安房川の広い河口にあり水深も深くて、環境に恵まれている川岸周辺には昔から繁華街が開けて賑わっていたようだ。

上流に架かる橋の上から眺める川の眺望は、透き通った水面と照葉樹林に囲まれた沿岸に広がる太平洋の眺めは絶品で、昼にはカヤックが沢山浮び、健全な癒しの場となっています。
今でも夏は夕涼み、祭りなどの行事やオブジェを川辺に並べて鑑賞したりなど屋久島文化が集まる芸術的な場所で、林業や漁業が盛んな当時の賑わいは相当なものだったでしょう。

今の船着場は安房舗といわれて海側へ1キロ程の場所にあり、高速艇が就航していて、漁港、Aコーポや漁協など島民の生活センターとして主要な場所になっています。
かっての船着場は安房大橋の上流に平行して架かる満天橋付近であり、林文子が浮雲を執筆した宿も残って屋久島の主要な玄関口として、今でも昔の日本の面影を残しています。

屋久島は、エコ・エリアで神秘的な自然も多々あり、夜ここに灯りが灯ると広い水面に映え、空には零れるほどの星空で、世界に誇れる幻想的な夜景、ユートピアの世界へと変身します。
私もこの独特な港町の光景に魅せられて屋久島に移住を決めて、安房港の近くに住んで、日中には子供の頃に戻って、屋久島の山登り、磯遊びを楽しんでいます。

夏の夕方、涼しくなり川岸に明かりが灯ると、川面にボンボリが反映して幽玄の世界になるので、お気に入りの場所で食事を楽しみ、馴染みの酒場で長年溜まった疲れを癒しています。
安房川の一等地に建つビルからの眺めは素晴らしく、ビル内の飲食店は何れの場所も他の地区より繁盛しているのは、この夜の眺望の良さに負うところが多いと思いました。

ここに来ると先ずは腹ごしらえをして屋上で夜景を楽しみながらビールを飲み、頃合をみてから、二階にあるスナック『恋どまり』でカラオケを楽しむという贅沢をしています。
以前は東京から来たママと三人の女性(従業員)で切盛りしていましたが、一番若い28歳の香奈さんに店を譲ったので、久し振りにその店を訪れてみました。

新しいママに店の自慢を伺いましたが、まだ店を始めて間もないせいかけなげで、中々本音を言えないようで、店から眺める川面と答えるのが精一杯の様子でした。てきぱきと対応していた当時の印象からは伺い知れない態度に、何時も気丈夫に振舞っているが、本当は謙虚で気の優しい性格の人だなあと思わず微笑んでしまいました。
緊張も解け、きさくに会話を交わしている間に伝わって来たことは、有能な若手とともに店を発展させたいという本音が見えて、若女将の胸の内を伺い知ることができました。

店の客筋はオーナーが代って半年余りなのにかなり若返ったようで、今までこの酒場で知合った人には会えませんでしたが、若いけれども友好的な知人ができました。気分よく酔い歌う客のカラオケの曲もモダンなものが多く、馴染み深い演歌を歌う人も減りましたが、夜更かして飲み過ぎもなくなるので健康には良いのかなあとも思います。
夜も更けていき、お腹が空くと気の会う仲間を誘い提灯の明かりが灯る安房川の川岸を散策しながら、屋久島の新鮮な魚介類などの郷土料理に舌鼓を打てるのも楽しみです。

満天橋付近は、今も昔の船着場から川岸沿いに町へ入る大通りがあり、道沿いには屋久島の味自慢たちが競って魚介類、焼肉類、西洋料理など多彩な飲食店を構えています。
安房川の夜景に誘われて夕涼みを楽しみながら夜景を楽しみ、気分転換にはカラオケや郷土料理に舌鼓を打つたり、地域の人たちとも気軽に話し合い知合いになれる場所であり、ここ屋久島は世界にも誇れる最高部類に挙げられる「癒し」と「振れ合い」のスポットです。
以上
スナック 恋どまり: 0997-46-2695
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posted by みー at 07:19| 鹿児島 ☀|
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