「日本の無能なスポーツ指導者(野口みずき選手の場合)」

日本の無知で無能なスポーツの指導者は殆ど「アゴを引け」と言う、一体何のメリットがあるというのか。これこそ「バカの一つ覚え」である。世界の一流のアスリート達、特に常に上位にある黒人選手達はアゴなど引いていない、ゆるめているか上がっているではないか。
アゴを引くとどうなるか、首から僧帽筋にかけて緊張し、なおかつ肩の筋肉と連動し、腕の振りは制限される。肩が不自然に前に出るため左右に肩が振れる、腕振りではなく肩振りになってしまう。日本の陸上競技の選手の大半が、肩が前に出て上背部がかたく固まって見える。長時間のマラソンでは、その疲労度は計り知れない。
アゴを少し上げてゆるめた状態で腕を振ってみれば、オリンピック選手どころか素人でも楽にスピーディーに腕が振れることが解るだろう。残念なことにそれから数日後、彼女がハムストリングスを痛めたことでオリンピックは欠場になったことを知った。私が思うに、間違ったウエイトトレーニングと過酷なランニングが相まって起きた結果だと推察する。多量な走り込みと筋力トレーニングで、副腎からコルチゾールというホルモンが出過ぎて彼女の脚の筋肉が分解され弱っていたのだろう。

日本のスポーツ指導者よ君らは古い、いまだに「精神力」とか「根性」とか「気持ち」とか、そんなモノは肉体的強さの限界より30%も低いと数字で出ている。これは世界のスポーツ界の常識だ。つまり骨折していたり、熱が40度有る者が、精神力や根性で勝てるワケがないだろう。
無知無能な指導者ほど、根性とか精神力とか気持ちの問題だとか言う。実にばかばかしいことだ。哀れなのは必至に練習して燃え尽きて行く選手達である。日本中のエクササイズ中毒に冒されているアスリート諸君、多量な練習で自身を追い込むと挫折するぞ、練習は中身だ量ではない、疲れたら休め!その繰り返しで強くなれる。「練習を休むと弱くなってしまう、たくさんの稽古や練習をしなければ」と思い始めたら、すでにエクササイズ中毒になっている、行く先はケガや神経症で挫折していくだけだ。
屋久GYM 高崎俊 (続く)
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