携帯で読んでくれている方にはごめんなさい。文章が長くて見づらいでしょう。写真だけでも追ってください。
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帰路は下りだけなので楽、と思ったのは早とちりだった。原生林歩道は、アップダウンが続く歩き応えのあるトレッキングコースだ。名前の通り、原始の森の雰囲気をたっぷりと味わえる。私は、たくさんのヤクシカに出会えてうれしかった。
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二代くぐり杉は小型のウィルソン株のよう。中から見上げると、ハート型はしてなかったが、森を通して何かを感じることができるかも。
屋久杉伐採は昭和30年代にピークを迎え、やがて反対運動が起こったことと大木をほとんど伐りつくしたので終了した。人間が森に手を加えた歴史の名残が、そこかしこにある。
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もののけ姫の森だけでなく雲水峡全体に苔に被われた屋久杉の切株がいくつもあり、それがなんともいえない雰囲気をかもし出しているから、これだけ人気があるのかしれない。名前に「二代」とつく杉が多いが、切株から二代目が生えて巨木になったもの。白谷は里に近く比較的早い時期に伐られたので、二代目も大きく育ったのだろうか。
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雨の日は危険と前に書いたが、白谷雲水峡のトレッキングコースは大きな沢を渡るところが数箇所ある。橋は架かっていない。増水の規模によっては間違いなく渡れない。遭難に要注意だ。
悪天候でなければ、清らかな沢の水は喉を潤し疲れを吹き飛ばしてくれる。そう言えば、太鼓岩からの下りで大笑いした膝がなぜ治ったか答えてなかった。深呼吸して直ったのだ。森の気を体に取り入れたら、不思議だけれど楽になったのだ。
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いつのまにか沢の大岩の影から、大きなオスのヤクシカが姿を覗かせた。角も立派。貫禄がある。写真を撮る私を見ても動じない。シカもサルも屋久島の一部だ。どちらも増えすぎて食害が広がっているが、それは人間の側から見てのことなのだ。
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沢を渡ると、三本足で踏ん張っている杉があった。その近くに、杉でこしらえた長椅子が沢を背にして据えられていた。勝手にお気に入りの場所に登録させてもらった。誰にも断らずに悪いけれど。
あ、遊歩道の入口で300円払ったから、その分は楽しんでいいかも。さっきのヤクシカも好きにしろと言っていたような気がする。
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白谷雲水峡は林野庁指定の自然休養林。森林で余暇を楽しむために、全国の国有林の中から選ばれた「屋久島レクレーションの森」。屋久島には、自然休養林がここ白谷地区と荒川地区(ヤクスギランド)、大川の滝地区の三箇所ある。
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前回来島したとき、これからは山にも登ろうと思ったのだ。最初の山行には太鼓岩を選んだ。奥岳に比べ前岳はアプローチが短いので登りやすいだろうと。愛子岳やモッチョム岳は急峻できついことが良く知られている。時間も結構かかりそう。次は太忠岳にしようか。
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屋久島で一番高い所へはいつ行けるだろうか。屋久島は大きな島だ。山も奥深い。生半可な姿勢では事故を起こす。九州で一番高い宮之浦岳(標高1936m)など1500〜2000メートル級の山々が連なる。登山には、しっかりした服装・装備の準備が要る。
その前に、中年太りのお腹を引っ込めようか。体が重いと山登りもつらい。山に登ればお腹も引っ込むと他人(ひと)は言うが、どっちが先かな。
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今後も山行したときは記したいと思う。そう度々は時間がないだろうし、山も荒らしたくないので本当にたまにだろうが。
最近の新聞に、トイレ募金が思ったほど集らず経費をかけて人力で下ろせないので糞尿を山中に埋めているとあった。自然の道理から言えば、多勢が入れば山は荒れる。今の縄文杉の痩せた姿を昔の写真と比べるにつけ、屋久島の一部では自然の復元力の範囲を超えてしまったという意見に説得力を感じる。島面積の四分の三を占める国有林を管理する森林管理署や町など行政当局は、有効な手立てを講じているのだろうか。
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白谷の森はたまにでもいいから訪れたい場所と改めて思った。縄文杉も一生に一度でいいから会いに行きたいと思っているが、屋久島の観光を一極集中から分散型に変えていくため努力している先人たちのご苦労を伝えるのが先決なので、いつになるかはわからない。
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歩道脇のマムシ草が色づく秋はもうすぐそこだ。吊り橋のたもとで立派な角をしたヤクシカが出迎えてくれた。今回の白谷紀行は、この吊橋が始点で終点。
(ミナミ)
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posted by みー at 10:13| 鹿児島 🌁|
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