2008年09月08日

白谷紀行〜もののけ姫の森から太鼓岩へ

白谷雲水峡駐車場などのある白谷広場から遊歩道を10分ほど上ったところに、さつき吊橋がある。鉄とコンクリでガッチリ作られているので揺れない。前に来たときはここまでだった。歩道が整備されていて歩きやすいのだ。
吊り橋
今回の白谷紀行はここからスタート。吊り橋を渡って楠川歩道を進み、まっすぐ太鼓岩まで登るつもりだ。
吊り橋を渡らず白谷川の左岸をそのまま行くのは原生林歩道。帰りのコースの予定とする。ついでだが、遊歩道入口から吊り橋の手前まで、弥生杉を周回するのが弥生歩道。
白谷川
白谷雲水峡の魅力は、水の清らかさ、豊富さと、苔で被われた大地の静かさ、森の奥深さ、神秘的な雰囲気など、地球の生命を実感できること。早速、ヤクシカの若いオスに出会った。
ヤクシカの若いオス
もう一頭現れ、食事したりじゃれあっているうち戦いの姿勢に。熱心に写真を撮っていたら、通りがかりの人たちも同じことをする。日曜だったせいか、ガイドさんの率いるエコツアーも多かった。
ヤクシカ
楠川歩道は、緩やかな上りが続き歩きやすい。くぐり杉、七本杉など名前の付いた屋久杉の巨木が、時々出迎えてくれる。途中には、避難小屋としても使われる白谷小屋がある。
楠川歩道
私が歩いた太鼓岩〜原生林コースは往復5時間とパンフレットにあった。今回8時間かかっているので、超スローペースだ。上りは若い人にガンガン抜かれたが、歳のせいではなく写真をたくさん撮ったからとしてください。こんなに長い時間山歩きするのは、実に30年ぶりだ。
くぐり杉
高校生のとき山岳部に入っていたので、山を舐めると酷い目にあうのは良く知っているつもりだ。神奈川の高校で丹沢がホームグラウンドだった。丹沢山塊は東京から近く、清流が多いので知られている。最高峰は1673mの蛭が岳。表尾根トレッキングと沢登りが人気。
滝など岩場を昇る沢登りは危険なので、高校では禁止。それを部員が登って事故を起こし活動休止に。山岳部にはたくさんの思い出がある。
七本杉
山岳部に入って最初に買ったのが靴。当時は高かったが、大事な足を守ってくれる丈夫な登山靴は山歩きに必須なのだ。足元を見るという言い方があるが山も同じ。履物で登山者の力を測ることができる。
いまでは岩登り用やトレッキング用など用途別のシュウズが出回り、とても便利になったと思う。重い革靴も新素材で軽くなった。屋久島で一番高いところまで行こうと思ったとき、だからまず靴を買った。
もののけ姫の森
初めて味わうもののけ姫の森の雰囲気だったが、確かに神秘的な感じがした。ここから辻峠までの歩道が最高、と言われるのはうなづける。
スポットライトのような陽の光を浴びた一隅に、大きなヤクシカが現れたときはびっくりした。ここは想像力を掻き立てる森だと思った。エコツアーガイドさんの腕の振るいどころなのだろう、多分。
ヤクシカのメス
標高1050mの太鼓岩まで、辻峠から最後の70mがきつい。約600mの白谷広場からここまではだらだら上りで楽だった。辻峠から荒川側へ下っていくと縄文杉へ続くトロッコ道へ出るそうだが、それはいつか行けたらと。
辻峠
「太鼓岩は花崗岩の巨岩。 天気が良ければ眼下に小杉谷周辺、安房川がよく見え、奥に太忠岳、安房岳、翁岳、栗生岳、宮之浦岳などを望むことが出来る」と案内サイトにある。まさしくその通りだった。 奥岳の頂に雲がかかって、山々の区別がはっきりしなかったことを除けばだ。屋久島の深い谷は吸い込まれそうでとても美しかった。
太鼓岩
巨岩のテラスは満員状態。さっさとお弁当を食べて、次のグループに席を譲らなければならない。
「こちらは警察の救助隊です。上から良く見えるので合図してください」と、拡声器の音声と爆音が聞こえてきた。遭難者の存在を思い出す。太鼓岩の上からは、救助の県警ヘリコプターが間近に見えた。
県警ヘリコプター
峠までの下りは上りよりきつかった。足ががくがく、何十年ぶりかで膝が大笑い。でもあることをしたら、不思議と直った。それは、明日また。
(ミナミ)

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posted by みー at 12:51| 鹿児島 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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