2008年10月30日

屋久杉工芸

(昨日から続く)
口山さん屋久島出身の口山さんは、4年前に両親の面倒を見るためUターンしてきた。千葉県に住んでいたころは、自営でアクセサリー関係の仕事をされており、焼酎バーも経営していたそうだ。屋久島では、熱心な仕事振りを見込まれて口コミで仕事が来ると言う。
「屋久杉の巨大な柱の加工もいたします。また、小物類も承ります。最近作ったものは、空港そばのハイビスカスというカレー屋さんの看板です。
虎杢(とらもく)や泡瘤杢(あわこぶもく)が人気があります。テーブルなどのふちは、自然の持ち味を活かして加工し過ぎないようにしています。

口山さんと屋久杉工芸子供のころ、工芸の仕事をしていた親父と一緒に山へ行って、親父にはぐれて途方にくれたことがあります。そのとき白い陰が目の前に現れて、あっ山姫様だと思ってそれをたどっていくと、親父の姿がありました。山姫様に助けられたという人が何人も居るらしいです。
また、山で山姫様に赤ん坊を手渡されそのまま預かっていると、山から出て来れないといわれています。赤ん坊を手渡されたらお尻をつねって泣かせ、山姫様が赤ん坊を連れに戻ってくると、その人は山から無事に帰ることができるそうです。屋久島にはこのような不思議な伝説があるんですよ。

屋久杉のついたて木に触れるものづくりは、直接自然とかかわる楽しい仕事です。
猫を三匹飼っているんですが、決して屋久杉でつめを研がないです。売り物だと知ってか知らずか。
うちの近くでは、猫と会話をする人が多いんです。うちの親父も猫との会話を楽しんでいます。誰かお客さんが来ているのかと思ったら、猫と話し続けていました」
と、笑顔で話す口山さんだった。

人気blogランキング ←1日1クリック!応援よろしくお願いします。
くつろぐブログ村(地域生活-鹿児島)ドットネット(地域-九州) ←こちらもお願いします。
posted by みー at 08:50| 鹿児島 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。