『小瀬田地区に「古都蕗」というお食事処がある。昔風の趣のある建物が印象的。県道沿いに駐車場があり、おとなしい老犬が番犬をしている。

そこから緩やかなのぼりの石畳を歩いていくと、石の階段が見えてくる。階段を登るのはしんどいなんて思わせないような不思議な雰囲気だ。少し歩いていくとまっすぐに植林された杉が何本も立ち並び、小川のせせらぎも聞こえてくる。

よく手入れされた階段を軽く登り終わると、黒っぽいどっしりとした建物が見えた。聞くところによると石畳や階段それに建物は店主の手作りだとか。もちろん料理も手作りなのだが。
食事は予約制で昼の部は2000円、夜は3000円。土日月火のみ開店。

この日のメニューは、チレダイのあんかけ、大根の煮物、シメサバ、おひたし、エビのカルパッチョ、紫いものごはん、ほうれん草と豆腐の味噌汁、デザートはコーヒーとぜんざいまたはケーキが付く。

それにしても、テーブルの横においてあった火鉢は懐かしい。昔はどこの家庭にでもあったものだが。鉄瓶で沸かしたお茶の美味しさもまた格別であった。
一見すると時代を遡り江戸の世界に入ったような雰囲気でもある。ここは本当に隠れた穴場。お忍びで来るにはおすすめである。』
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