
昨日はあいにくの曇り空。上空は晴れているようだが、海岸に着いたときパラパラ雨が降ってきた。海の向こうの種子島は見えない。その気になれば島影がわかる程度。会場にはさざ波が。口永良部島を結ぶ町営フェリー太陽は欠航している。ロケット打ち上げは見られるのだろうか?
「打上げ時の光は見えるでしょう」と、大きなカメラを抱えた方の言葉にすがりたくなる。天候がこんなだから見物人は少ない。

今回打ち上げられる「いぶき」は、環境省やJAXA(宇宙航空研究開発機構)などが共同開発した温室効果ガス観測技術衛星。地球温暖化の原因とされる二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度分布を宇宙から観測し、地上の測定ポイントで得られたデータと合わせて高い精度でガスの濃度分布を推計することができるとのこと。

午後1時頃、いぶきと七個の小型衛星を積んだH-IIAロケット15号機は打ち上げられた。
予定時間になってもオレンジの閃光が見えない。「やっぱりダメかな」と思っていると、「あそこに!」「あれがそうでしょ」の声があがる。目を凝らすと、航跡を示す雲がなんとなく見えた。狙いをしぼって写真を撮る。拡大写真の中央の白い雲がそれ。

夜のニュースで、ロケットは予定通りの時刻に種子島宇宙センターから打ち上げられたとあった。痕跡を写せたと確認できてホッ。
JAXAサイトには、いぶきは地球の息づかいを見つめる目だとある。温暖化防止に役立ってほしい。
(ミナミ)
追記:
他の屋久島ブログによると、みなさんロケット打ち上げを見ることができなかったらしい。ここは屋久島ブログに書いてあったが子どもさんたちが見られなくて残念でした。丸い形の屋久島では、場所が少し変ると天候が異なるのだ。痕跡といえども白煙を見ることができた春田浜に行った私はラッキーでした。
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