東京に戻ると、駅のゴミ箱が消えていた。7月7日洞爺湖サミットの警備のためだそうだ。本社前の路上でも、検問が連日行なわれている。世界経済の問題を話し合う先進国トップの人たちも、CO2削減やら食糧危機やら原油高やら経済格差やら、難問だらけで大変だろう。七夕は、男女の一年に一回の逢瀬に相応しい。

当社は屋久島専業の不動産会社。アメリカのサブプライムローン問題をきっかけに金融不況が世界を襲い、今年に入り業界に不景気という言葉が飛び交うようになった。産業の基幹となるエネルギーや原材料、食料価格の高騰が重なり、世界経済の停滞感は強まっている。石油価格の高騰に沸く中東を例外として、中国・インド・ロシアなど新興国も成長が鈍化しているという。富める者と貧しい者の差はますます開き、ここ数年の世界は一層の不安定に向かわざるを得ない。
日本でも金融引き締めが強化され、住宅ローンの審査が厳しくなるなど、米不動産バブル崩壊の影響が及んでいる。通常、景気が悪いときは金融緩和で流動性を増やそうとするものだが、ドルが必要以上に刷られているのでそれもままならない。

ガソリンや食品など、毎月物価が上がっていく。こんなときは逆に不動産が買いかもしれない。大手は(一部を除き)それほど売り急いでいないが、中小業者の中には換金を急ぐ所もある。もっとも屋久島は、需要が多く供給が少ないので土地の価格は高止まりしている(バブル期に比べればずっと低いが)。しかし相続などもあり、売り物件は少なくない。銀行審査が厳しいのでローンは難しいが、その必要のない方にはいまがチャンスという見方もできるのでは。
(ミナミ)
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