2008年08月24日

周回遅れの風景

北京オリンピックが今日で終った。「16」から「9」へ。日本人の多くが直ぐわかる数字?
金メダル獲得個数は開催国と米国が圧倒的に多く、韓国が日本を上回ったのはグローバル化への対応の差の表れかもしれないと思ったりする。国威発揚の場とされるオリンピックだから、国家主義的傾向の強い国のメダル数が多くて当然だが、GDPや一人当たりGDPとの相関関係ももちろんあろう。メダル数上位の国は、グローバリズムの負の側面、格差の拡大に皆悩んでいる。
アジアで三回目の五輪。次は二度目の日本か、初めてのインドか。日本や韓国がそうだったように、五輪後の中国はますます発展するだろう。ウイグルやチベットへのしめつけや情報統制からの解放が速く進めばよいと思う。祭りのバカ騒ぎの後は、メディアも地震・サイクロン被害の現況など地道な話題にもどって欲しい。
小島の稲刈り風景
さて、一昨日の晩に続き、証文の出し遅れの写真と記事。先月末、私が来島した時だからちょっと古い話し。
稲刈り・ジャガイモ掘りなど農作業や、春のお花畑の風景でおなじみの(多勢がブログで様々紹介している)小島地区に、私が写真を撮りに行ったとき、ちょうど稲刈りの最中だった。刈り取りの済んだ所と未だの区画が入り混じっていた。
小島の稲刈り風景
ところで、屋久島の食料自給率は、4割以下の日本全体より更に低いと、ある議員さんから聞いた覚えがある。森林が島の面積の9割を占め、農地が少ないことが第一の要因だが、それでも島を一周してみれば耕作放棄地があちこちにある。
屋久島の農業が振るわないのは、生産物を島外に出荷しようにも離島ゆえの運賃高が一因だ。大規模化を阻む平坦地の狭さも障害。タンカンやマンゴー、ガジュツなどの特産品に頼る現状があり、お米も手間をかけて作るより買ったほうが安いのは確か。地元のサラリーマンの家庭や移住者も、野菜などは自給しているのだが。
稲刈りの機械
それでも、永田、一湊、麦生、小島など屋久島に古くからある集落には、現在もそれなりにまとまった田んぼが残っている。椨川地区には、せまいながらも立派な田んぼが健在だ。昔は米の二期作が当たり前だったようだが、いまはジャガイモやガジュツなど、二毛作・三毛作を行なっている田畑が多い。
自給率の向上と農業振興を目指し、国や県や町は力を注いでいるが、公共事業が効率をあげているかは疑問との声もある。整然と区割りされた農地を見たら、畑総で莫大なお金をかけたしるしと思えばよい。土木建設業と国からの交付金に頼れないこれから、屋久島は農林漁の一次産業と観光業で島を経営していけるのかどうか。
小島の田んぼにて
稲刈り作業の一服中の地元のおじさんがいたので話を聞いた。
「田んぼは小島集落の人がそれぞれやっている。もう直にここの稲刈りは終ってしまうが、川のそばの田んぼはこれから。新米は美味しいよ。
小島も若い人が少なくなったね。山の上に使わない立派な道を作るより、何とかその辺りにお金をかけてもらいたいものだよ」とおじさん。
小島から望む尾之間三山
小島から望む尾之間三山(右から、モッチョム岳、耳岳、割石岳)は雄大だ。次々と湧き上がる雲とひろいひろい青空を切り取る山の姿が、いつにも増して美しかった。
(ミナミ)

関連記事:
≫真夏の稲刈り
≫稲刈り跡の田んぼ

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posted by みー at 20:28| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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