
ジョバンニ・バティスタ・シドッチ神父は、1708年10月11日に小島の浦崎に上陸し、わが国に西洋の文化をもたらした人。江戸時代の儒学者、新井白石の名著「西洋紀聞」「采覧異言」の中に記されているように、シドッチ神父は日本で西洋の学問が始められるきっかけをつくり、日本の精神文化に大きな影響を与えた。

神父の苦労を偲ぶと共にイタリアと屋久島町の友好の架け橋になることを願って、シドッチ神父上陸300周年記念祭と記念講演を開催したというのが趣旨である。
主催は屋久島町教育委員会。祭礼は鹿児島司教パウロ郡山健次郎氏、記念講演は古居智子氏であった。

300周年記念ということもあり、町の放送で参加者を呼びかけていた。私も行くはずだったが、日にちを一日勘違いしてしまい行きそびれてしまった。曜日の感覚があまりないのと24日が祝日だったための私のミスであった。

小島地区の海手の畑の中にぽつんとカトリック教会がある。そこをさらに海岸のほうへ行くとシドッチ神父上陸記念碑がある。ここは釣り場でもあるため人が集まる場所である。
遠い異国の屋久島へ来たシドッチ神父の気持ちを考えると感慨深い。
参考:
≫シドッチ神父上陸300周年記念祭 遺徳しのぶ (南日本新聞 2008/11/28)
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