
「たしか少し前までは違う居酒屋が入っていたと思ったが。お店の名前は覚えていない。それがいつの間にか八重岳と書いた布が垂れていた。始めて入る店は楽しみです」と、K氏はいつもの早口でしゃべりだした。
ヤクスギのテーブルの上には、ちょっと厚めの透明なビニールが敷かれている。立派なヤクスギのテーブルを保護しつつ木目を楽しむ工夫がなされている。

K氏は、真新しいメニュー表のメニューをじっくり見て、「チャーシュー麺!」と甲高い声を、カウンターの前で待ち受けていた店主のうしろに居た奥さんに投げかけたのだった。そして今度は、メニュー表の裏の空白をみて「餃子ください!」と更に注文。
待っていましたというべきか、おもむろにフライパンを取り出して用意を始める店主。メニューに書いてなくても希望を言ってみるものだな、と言わんばかりのK氏。餃子とチャーシュー麺を平らげたが、いつもよりも小食だという。

K氏は私の友人の友人という間柄なので、あまり共通点はない。しかし間に挟まっている友人が言うのには、K氏も私も変な奴だとか。
人気blogランキング ←1日1クリック!応援よろしくお願いします。
くつろぐ ・ ブログ村(地域生活-鹿児島) ・ ドットネット(地域-九州) ←こちらもお願いします。