ライターは、お馴染みのエルさん。都会ではすたれつつある節分だが、田舎ではしっかり行われていて、屋久島ブログにもたくさんあった。
報告者:エル・バガブンド

節分の集いに参加したのは、長老が80歳代を筆頭に14人。皆さん、開催者の人柄に惹かれて来たようである。節分はまだ寒い(屋久島はもう暖かさを感じる)けれど、これから春も間もないという希望がある。
集まった人たちの数名は顔を見たこともあるが話しは始めて。知り合いになるよいきっかけをもらった。
屋久島の節分といえば豆まき。硬いことを言えば、豆は落花生(大豆は代用品)。そして、のり巻を切らずに長いままその年ごとによいとされる方向を向いて静かに(ものを言わず)食べるという。また集落により異なるが、年男、厄年、星祭に当たる人はお寺にお参りもするという。

準備した食べ物のメインは、昔懐かし長く伸びるつきたてのお餅。搗き立てで柔らかいのを大根下しで食べるのが私の好み。他にキナコ、アズキ、ゴマ塩、酢醤油(今回はなくて残念)を食べまくった。
懐かしい料理を啄(ついば)むので皆が上機嫌。風格を備えた長老が、経験豊に含蓄ある昔話をしてくれた。
このように気楽な気持で日頃では伺えない諺を交えた話しは、今では中々聞く機会も少なくなってきたので、面白さとか親しみとか今では得難くなった新鮮さを感じられた。

このウリ、ここで初めて食べたが、豚肉を入れて炒めるとシャキシャキ感がジャガイモよりも残っていて、食事のおかずや酒の肴に向いている。
この外に酢の物、味噌漬け、煮物、ビール漬けなど色んな食べ方があり、鬼の贈り物だとばかり喜んでリュック一杯取って持ち帰ることにした。
この次の行事は、新しい食材を育てるための環境整理をするとのこと。もちろん参加する事にしたが、どんなイベントが準備(計画)されているのか楽しみである。
折角ここまで来たので、帰りは尾之間温泉でも入ろうかな。何時も帰りにこの温泉を利用するという馴染みのY子さんに帰り頼むと連絡すると、二つ返事で引き受けてくれた。散会後に尾之間まで運んで貰い、ゆっくり夕方まで温泉の湯舟に浸ることができた。
帰りの車の中で、Y子さんが隼人ウリのビール漬けを造るためのレシピを教えてくれたので、早速やってみることにする。思わぬ収穫ずくめの一日(節分)であった。
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