
庭の中に小川が流れていて、森があって、東屋(あずまや)があって、ところどころ落ち葉がかぶさった石の階段がある。誰も来ないので、夏には川で足を冷やしたりする。冬は日のあたるところで腰掛けて、ちょっと休憩。

そのお宅には、なぜだか凛々しい顔のお面やちょっと疲れた顔のお面があるのだ。重たい分厚い硬いお面を脱ぎ去るとしばらくの間はまた軽やかに過ごせるだろう、などと勝手に想像してみる。

別荘には、屋久島に自分の居場所を確保しておきたいという人々の願いが感じられる。めったに家主が来ないと建物がしょんぼりするが、時々は来てもらえると建物も喜ぶ。
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