
しかし産まれて間もないので、ひょっとしたら折れた骨に筋肉が巻いてくれれば望みがありうるという獣医師の説明を受けました」飼い主のMさんは振り返る。

牛は生後一年すると発情を迎えるので、人工授精によって妊娠させる。10ヶ月と10日で出産するというから人間と同じだ。
オスは子牛の頃売られていくので、受精は、すべて鹿児島から取り寄せて人工授精によって行われる。血統のいい牛を産ませるためだ。屋久島の農協に受精師さんがいて、牛を飼っている家々を回る。産まれた牛は、メスなら平仮名の名前、オスなら漢字の名前がつけられる。

メス牛の場合、親牛として子牛を産ませるために残す牛もいるが、大抵の子牛はある程度成長するとオスの子牛もメスの子牛も、年8回種子島で行われる競り市で売られていく。
(明日へ続く)
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