2009年08月19日

霊のとどまる島

ほとんどの人はお盆休みが終っただろうか。屋久島の夏は、昨年と同じように賑わっている。皆既日食以後も切れめなしに来島者があり、宿の空きを見つけるのが大変なくらいだ。

三年ちょっと前にスタートした当ブログは、健康で豊かな屋久島暮らしをしていただくために、移住の準備や移住してからの生活に役立つよう、できるだけ島の生活に密着した情報提供を心がけてきたつもりだ。移住者や下見に来られた方々をブログやメルマガの中でたくさん取上げご紹介してきたのは、体験者や準備中の方々の具体的な話は貴重であり参考になるだろうと考えたからだ。正確には数えていないが、紹介した人数は百人以上かもしれない。

移住の動機はさまざまだと思う。また、屋久島に移住された方のすべてが目的を達して幸せに暮らしているわけでもないと思う。しかし、ご紹介した方々や会ってお話した方はみな屋久島に移住してきてよかったと言われる。屋久島に魅せられ続けている人が圧倒的に多いようだ。
中には、体調を崩したりご家族の都合で帰られた方もいる。そんな志半ばの方を見ると、こちらも寂しさを感じてしまう。人生思うようにはいかないものだと。

何日か前の訃報は、当ブログでもご紹介したことのある方だった。川で流され亡くなったことが次の日には新聞に出ていたので、ご存知の方も多いだろう。若くてチャーミングできれいな女性だった。私もお会いしたことがあるが、事故のことは信じられなくて実に残念なことだった。
書こうか書くまいか迷ったが、やはりお悔やみは述べておかねばなるまい。
屋久島での生活はまだ一年しかたっていないので、これからやることはたくさんあっただろう。もっといろいろな人たちを知るチャンスもあっただろう。

世界遺産登録以来、屋久島の自然に憧れ移住する若い世代が増えている。神秘の島に自分の居場所を見つけたいとやって来る。
地元からすれば異文化を持ち込んだりで、当初は軋轢があるかもしれない。しかし、時間がたって交流が進めば、若い力は地域の活力につながると地元からも理解を得られる。島の伝統文化を知れば、屋久島のよさは自然だけではないことを外来者もわかるようになる。
島の未来を支えるのは、若い人たちの力である。地方にとって若い移住者の増加はとても喜ばしいことなのだ。
だから若者の突然の死は、未来へのつながりを途中で断ち切るようなもので大変惜しいのだ。あたら若い命をと思うのだ。

ちょうどお盆のときの訃報だった。8月は、お盆や終戦記念日などで、霊の行き先や死後について考えることの多い季節である。屋久島のある南西諸島は、戦場になったため被害も受けたし、戦争にまつわる話がたくさんあるのだ。
大自然の雄雄しさに牽かれて逝った彼女の霊は、いまも屋久島に留まっているのだろうか。島で亡くなったたくさんの人々の霊魂とともに、仲良く島にいてほしい気がする。
(ミナミ)

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posted by みー at 16:49| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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