どんな森だろうと思って坂を上っていった。

少し平らなところがあって、小さいお墓みたいな石碑が建っていた。近くに水のみ場がある。背後にはうっそうとした森があった。
正木の森とはどういう意味なんだろう? 小さい字で「岳参りの送迎どころ」って書いてある。
屋久島の集落ごとに行われていた岳参りは、女は行けない決まりが昔あって、里と山の境のこの場所で、男たちを見送り御馳走をそろえて出迎えたのだと思う。

正木の森。童話のタイトルみたい。
誰か、この森について知っていたら教えてほしい。
屋久島は山岳信仰の島。山にまつわるお話がたくさんある。中でも湯泊の岳参りのときに登る七五岳で、昔々七歳の子供が神隠しにあった話は有名だ。

屋久島の山々は、いつ見ても神々しい。
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