
道路に接している広範囲の土地の所有者はあらかじめ自分で刈って置く。ついでに人のところまで事前に親切に刈る人も居る。
当日は朝七時頃から開始でお昼頃には終わる。男の人は草刈機のエンジン音をうならせ、女の人はカマを使う。草刈機やカマはどこの家でも大抵ある。
一家から一人出る。集落によっては家族が多い人は一家から二人だとか。

この行事は出席率が高い。これに出ないと夏が始まらないという人も居るとか。
移住者はこのような奉仕作業を面倒だなと感じることもあるだろう。
用事や仕事で出られないのは仕方のないこと。
でも黙って欠席する人を地元の人は好ましく思わない。
地元の人に本音を聞いてみると、助け合いなので無理に出てとは誰も言わないけれど、出られないなら一言声をかけてほしいということだった。
地元の人の中には年に一回だから仕事休んででも出るよという人も居る。
梅雨時期に威勢良く伸びた草を今のうちに刈っておくと夏は楽。道路沿いに限らず所有地も。