2007年08月16日

精霊流しとろうそく団子

精霊流し2屋久島パインは昨日までお盆休みだった。と言っても来島のお客様があるので、一人は事務所に居なければならない。なので、お盆に出だった私は今日から夏休み。
お盆期間中、お客様は少なかった。島の中にも人がいない。暑過ぎて、外に出ないのだろうか。

お墓ちょうちん13日はお墓の掃除をして、家の仏壇にお菓子、お花、果物を飾る。床の間にも飾る。お墓には食べ物は飾らない。スーパーに、お盆用の果物や、花の形をした色とりどりの落雁(らくがん)のようなお菓子が売っていた
夕方になると迎え火を焚く。しかし家の前で焚き火をする家庭が減り、家の中にろうそくの入った盆ちょうちんをぶら下げて迎え火とする家もある。

ろうそく団子14日はお盆の当日。お墓参りに行く。新盆(にいぼん)の家ではお墓に提灯を飾るみたい。
この日、ろうそく団子といって、団子の粉をロウソクのように細長くしたものをサネン(月桃)の葉っぱで包んで蒸して作る。味は付いていない普通のしろもちだが、サネンの葉っぱで包むと腐りにくくて独特の香りがあり、もちがおいしくなるそうだ。白砂糖を少しつけて食べるとなお美味しい。黒さとうをつけてもおいしい。

精霊流し115日、安房集落では、安房川で送り火として精霊流しをする。(いままで16日だったのが、帰省客の都合で早くなったとか)
いつの頃から安房で精霊流しが始まったのかわからない。宮之浦など上屋久側のいくつかの集落ではやるらしいが、屋久町の他の地区はそうした風習はないようだ。ある集落では、16日に迎え火と同じく提灯に日を灯して送り火をするという。(または家の前で焚き火をする)

精霊流し3精霊流しは、川に流すのでゴミの問題もあり環境に優しい素材(木・竹・紙)でできている灯篭(とうろう)が、安房のお寺で売られている。ロウソク付きで一つ1000円。
屋久島には先島(さきしま)丸の民話があり、帆掛け舟の形をした灯籠舟にも「先嶋丸」と書いてある。野菜や果物はご先祖様へのお土産?この舟に乗って、先祖たちは先島(西方の浄土)へと帰っていくのだ。

精霊流し4お坊さんが太鼓を叩きはじめると、皆灯篭流しをはじめた。初盆の家では、木の舟にロウソクを灯した提灯とお菓子や果物、ろうそく団子などを乗せて流す。普通の人は、水に溶ける素材の紙でできた灯篭を流す。灯篭の中にロウソクと米やお菓子が入っている。重たくなるので少しだけ入れる。
大勢の人が集まり、流れていく灯篭を見守った。

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posted by みー at 11:24| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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