
屋久島に来る前は、住むなら公園の近くがいいと思っていた。なぜなら、公園は開発されることがなさそうだし、緑がたくさんで広々していて、家の近くなら自分の庭感覚で散策できそうだから。
公園から遠かった頃は、休みの日になるともっぱら公園で過ごすことが楽しみであった。実に大勢の人々がいた。本を読んでいる人、お弁当を食べている人、昼寝をしている人、絵を描いている人、ウオーキングをしている人、ボール遊びをしている小さな子供。凝縮された緑の一角に集まってくるのは、人間ばかりでなく、植物も虫たちも土を求めてそこに居た。
しかし屋久島に移り住んでからは、そんなことは考えなくていいくらいの環境で、すっかり忘れていた。

宮之浦は屋久島の中でも一番の中心街なので、ここに住むとしたらやっぱり公園のそばがいいなと思い返した。小さな噴水からは水が湧き出て、立ち止まってくれる人を待っていた。
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