
館内には、ウミガメの生態や永田浜の上陸・産卵調査データなどの写真パネルや、ウミガメの剥製などの展示品がずらりと並ぶ。ウミガメをモチーフにした多数のオリジナルグッズも売られている。受付の女性は、休暇を取ってボランティアに来られたそうだ。他にもボランティアの方がたくさん全国から集まってくる。

お話を伺った山本智恵美さんは大阪の出身。1年ほど前初めて屋久島に来て、うみがめ館の事務局スタッフとして働いているという。昨年12月、東京新宿で行なわれたウミガメ展にも参加したとのこと。
NPOスタッフの仕事は、上陸するウミガメの確認や海浜の保全(見物する人が砂浜を固めるとウミガメの卵や赤ちゃんが圧死するのでそれを防ぐ)、ボランティアの調整、ホームページの更新や事務作業など多岐に及ぶ。一人で何役もこなさなければいけないので大変。

屋久島の砂浜には、これからウミガメが産卵のため続々と上陸する。永田集落では連絡協議会を作って、毎年5月〜7月、夜間のウミガメ観察会を行っている(今夜から開始)。NPOはその間、調査と保護の活動を行なう。孵化しても砂から出られなかったウミガメの赤ちゃんを、8月には海に帰している。
それらを一緒にやってくれるボランティアスタッフが不足しているそうだ。連休後の今が一番少なくて困るので、NPOは手伝ってくれる人を募集している。問合せ・連絡はNPO法人屋久島うみがめ館まで。

智恵美さんは、大好きな屋久島でウミガメを守る仕事が出来て楽しいと語る。今月中、東京でウミガメ展を行なっているので、そちらもぜひ見てくださいとのこと。
(ミナミ)
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